感想 シン・仮面ライダー
この感想は多少のネタバレを含みます
情報ゼロで見たい方はお気をつけ下さい
庵野秀明の特撮「シン」シリーズ3作目
『シン・仮面ライダー』を観た
人によって意見の分かれる作品だという事はわかるが、自分的には めちゃめちゃ良かった… という感想
公開から一週間経ったので、つらつらと感想を書いていきたい
自分自身は、今作映画のリブート元となった特撮ドラマ『仮面ライダー』を幼少期に良く見ていたため、リブートと発表がされた時から期待をしていたし、絶対に観に行こうと思っていた
というのも、父親がオリジナルの世代であり自分も幼少期に影響を受けて観ていたという事が大きい(でなければ観ていない世代
この映画を観るまでは事前知識は入れずにいたが、見終わってから観てみると賛否両論の意見が飛び交っていた
確かに庵野秀明のクセも凄く色濃く、仮面ライダーというブランドのみでこの映画を観ると呆然としてしまうかもしれない
『仮面ライダー』初期は原案の『スカルマン』を進化させたバッタのヒーローモノとしてうまれ、当時は予算も少なく『ウルトラマン』のような大掛かりな事もできなかった
その中でも石森章太郎(当時)の案により、常にシリアスさや人間ドラマがある作品として進んでいった
その後、視聴率の低迷や藤岡弘の事故もあり、作品の中で次第に変身ポーズなどを登場させて子供向けへとシフトチェンジして以降、人気が出てV3,X,アマゾンやストロンガーとシリーズ化していったという背景がある
庵野秀明の好む所は、『仮面ライダー』初期のシリアスさのあるモノだろうとは思っていた
それもその通りだったようで、内容としては旧1号、旧2号の路線をミックスしてリブートしたような作品となっている
そのため、最近の平成・令和ライダーのような作品と比べてしまうと、独自要素も相まって「よくわからない」、戦闘シーンも昔ながらにパンチ・キックが多く「安っぽい」「殴り合いしかでてこない」といった感想しか出てこないのも仕方がないだろう
そして、庵野のオタクな所が全面に出てしまっているために漫画版『仮面ライダー』(著・石ノ森章太郎)が物語の中で大きく再現されている所も多く、ましてや石ノ森章太郎の他作品までモチーフとして登場する
そのため特撮ドラマしか知らない人からも、「このシーンなに?」「この展開は?」などと一定の層からも言われてしまう事になっていると思われる
自分は漫画版も既読のため、2号の登場の仕方やラストの展開について疑問に思う事もなかった
むしろ、 この展開は漫画版の…!?と歓喜した程である
シンにあたり、原作本編とは設定が異なっている所がたくさんある
その中でも大まかな所だけ説明したいとおもう
ショッカー
かつて原作ではナチスの残党が世界征服を目論む組織、それがショッカーであった
そしてこれが、初代ショッカーのマーク
鷲の胸が緑色に光り、首領が喋る
シンではSHOCKERとなり、持続可能な幸福を目指す組織として新しくリファインされている
マークこそ鷲だが、時代を考えてナチスとの縁は断ち切られているようだ
原作のカメレオン男の話では、日本に隠されたナチスの財宝を狙う話がある
当時はナチスなどが、現在のロシアのように敵としてよく使われていたのだろう
緑川ルリ子
原作では、緑川博士の娘として本郷猛の仲間
最初は緑川博士を殺したのが本郷だと思い疑いの目を向けるが、その後は協力関係として度々登場した
シンでは明らかなるヒロインに昇格
原作では博士の娘程度の存在だったが、オリジナル設定がてんこ盛りに詰め込まれ超重要キャラクター
浜辺美波が画面映えポイントだからか、庵野の好きそうなカットもやたら多い
本郷猛との関係も原作とは違い、固い絆のようなものもある
『仮面ライダー THE FIRST』のようなオリジナルヒロイン出されるよりはだいぶ良いと思う
怪人
シンに登場する怪人は尺の関係もあり、原作における序盤の数人となっている
クモ男、コウモリ男、蜂女
この辺りの原作を観ておくと、能力やオマージュに「おっ?」と思うかもしれない
サソリ男、カマキリ男、カメレオン男、この辺りも出てくるが、原作は見なくても可
ましてやサソリは女になって、カマキリとカメレオンは融合されている…
この融合は、原作における後半ゲルショッカーの怪人に似ている
ゲルショッカーはドラマ後期において、強化怪人として複合怪人が多く登場した
例 )カニ + コウモリ = ガニコウモル
2号
仮面ライダー2号といえば、赤いベルトに肩に一本線、一文字隼人が変身するライダーである
原作では当時、低予算もありスタントマン等を使う事ができず本郷猛役 藤岡弘が生身で撮影に挑んだシーンも多々あったという
そんな中で10話の撮影中、東京都町田市の鶴川街道で事故にあい、撮影中断を余儀なくされて療養中の穴を埋めるため2号ライダーへと切り替わった
設定ではアメリカへ渡米し日本を一文字隼人に任せるような形であった
シンでは漫画版の設定が色濃く出ていて、敵として登場する場面からはじまる
漫画版ではショッカーの怪人として脳改造されており、1号との戦いの中で記憶を取り戻すという話であるが、シンにおいても受け継がれている設定でもある
また作中には本郷猛が脚を怪我するというマニア向けな小ネタが登場する
ショッカーライダー
ショッカーライダーとは、にせ仮面ライダーである
いわゆる、にせウルトラマン や にせオーキドはかせ のようなもの
ドラマでは仮面ライダーのふりをして子供に意地悪をしたり、仮面ライダーの評判を下げるような悪事を行い、最後には戦ってダブルライダーにやられる6人の黄色の手袋、カラフルなマフラーをした集団
しかし漫画版では、卑怯もなんのその光線銃にて本郷猛を蜂の巣にするというあくどい12人のライダーたち
シンでは漫画版の面が強く、仮面ライダーの量産型として10人?登場する
そして、映画にて観客を置いてきぼりにするシーンのひとつだろう
このシーンは漫画のバイク+銃のめった撃ちオマージュを理解していないと
「何が起きてる?」「なんでバイク?」
「え?なになになに?」となりがちである
特に画面が暗い中、アクションが激しいためCGも多く、その中で銃のマズルフラッシュが眩しい
庵野の意図としては、昔の仮面ライダーは暗く不気味というイメージ
それを具現化して、暗がりに光るライダー達の赤い目に漫画シーンの再現、両方を取りたかったのだろうと思われる
しかし、流石にこれは初見殺し
自分も最初は、なんでこんな暗くて見づらいんだ…?と思った程である
感想
ここまで良い事を多く書いてきたが、気になった点も多少ある
尺の関係上もあるが、緑川ルリ子の過去の情報量が薄く、かつての仲間との話がピンと来ない
原作にない設定のため、あれもこれもと詰め込んだシンシリーズに描写不足は仕方ない事かもしれない
庵野秀明の趣味趣向の溢れたサソリ女のシーン
自分は嫌いじゃないけど、本当に映画館が凍りついたのを感じた謎の時間
そして、短すぎる長澤まさみの出番
決して悪いということではないが、本郷猛のキャラクター性が頭脳明晰スポーツ万能、しかし過去のこともあり陰キャという個性が加えられていて、藤岡弘の本郷猛とはギャップがあり受け入れるまでに時間がかかってしまった
池松壮亮の演技が悪いとかではなく設定上の違和感であり、今思えば原作と全く同じでは面白くないので変わってよかったポイント
対し2号の一文字隼人は柄本佑がとても気さくでいい演技をするので、佐々木剛の一文字とは似ているようで違う個性が出ていて良かった
こちらはキャラクターのイメージはほぼ変わらず、原作通りかというべきか
映画始まってすぐから殴って血が飛び出るようなゴア表現、これも漫画版の再現だろうが…結果的にPG12となっているので、層が限られるな…?
たしかに当時の仮面ライダー初期は幼児や小学生というよりは中高生向けに作られていた所もあり、変身ブーム等の子供向けにシフトチェンジする前を本当に再現したいんだなと感じた
終盤オリジナルライダーが出てくるが、モチーフはとても良くビジュアルもいいのだが、、、
あの能のような謎の動きがシリアスを強く押し出したシン仮面ライダーには合っていないような気もした…
また最新予告にも登場していたが、前作シンウルトラマンにも出ていた斎藤工と竹野内豊
彼らが重要な役割でありオマージュも含まれたキャラクターであることが最後にわかって良かった
特にラストは漫画版の仮面ライダーに近い終わり方である所が一番感動したし、新サイクロン号のシン版も出してくれた所も凄く良かった
シンウルトラマンでは主題歌に米津玄師を起用するなど、新規の人の呼び込みをしてるように見受けられたが、シン仮面ライダーでは浜辺美波くらいしか新規を呼び込むような番宣も行ってないので、庵野秀明も万人受けを狙って作ってはいないのかもしれない
また、エンディングで原作で流れた子門真人の挿入歌が流れたり、原作曲を戦闘シーンに使ったり、当時のファンが喜ぶ要素はてんこ盛りすぎた
個人的には『ロンリー仮面ライダー』歌・子門真人はイントロが特徴で、小学生以来約20年ぶりに聞いたのもあり懐かしい…と感じた
あれ以来歌ってもなかったのに口ずさむ事ができる自分に驚いたし、今思うと歌詞も含めて良い曲なんだなと再認識した
ちなみに、予告によく出てくる
「御期待ください」は原作の次回予告のオマージュ
この時点でわからない人が出てきそうだなとも思ったし、当たり前の知識として説明してる人も少ないので皆にスルーされているポイントでもある
さいごに
『シン仮面ライダー』は仮面ライダーファンでも評価は分かれる作品だと思うが、イメージとしては昨年Amazon限定で配信された西島秀俊と中村倫也の『仮面ライダーBLACKSUN』のような作品が近いと思う
あくまでファンに向けたコア作品ではあるが、仮面ライダーのカッコよさに趣は置かれているため、初代を知らなくても仮面ライダーの他作品を見たり、ライダーが変身する、バイクが毎回登場する等の基礎知識があれば60%くらいは楽しめると思う
ただ、シンゴジラやシンウルトラマンのように単純明快ではないので、多少なりとも仮面ライダーに興味がないと解説が理解できず置いてけぼりを食らうのはありそうだ
ライダーに興味を持っているのであれば1つの作品として是非、一度観てほしいと思う
感想 ペルソナ3 ポータブル
どうもこんにちは、うっでぃです
年の瀬が近づき、もう12月ですね
そのため仕事が忙しくなりゲームが全然進められない状況になってきました
なので更新が遅くなりそうですが、夏頃から少しずつやっていた『ベルソナ3 ポータブル』が終わったので感想を書いていきます
今更3かよ!という言葉が出てきそうですが、自分にとっては初のペルソナシリーズなので大目に見てもらいたい
それとその昔、中学生や高校生の頃はRPGというジャンルにあまり触れてこなかったので、未だにやったことないシリーズ作品は多々あります
なにせ時間がかかるので学生の頃にやっておけば…と今は思うときもありますが、当時はアクションゲームしかやらなかったもんでね…
今からクロノトリガーやロマサガ、FFなど往年のRPGを楽しめると思えば逆に良かったのかもしれない…?
では、ペルソナ3の内容にいきますが、
まずやってみた感想としてはバトルは弱点をついてボコボコにする、ペルソナは合体させてスキル継承により強い奴に進化させる、みたいなイメージです
というのも、この作品はメガテンの派生シリーズなので戦闘システム周りがかなり似ている形になっているそうです
そして、このゲームのメインになっていくのがカレンダー通りに日々が進み、学生生活を送っていくという要素があります
この日常パートでパワプロくんのサクセスのように主人公の能力を伸ばし、ギャルゲーのような好感度上げコミュニティイベントをこなしペルソナの能力を上げる
これがほぼ6割です
メガテンのように目的地があり、ストーリーに沿って進んでいくというのとは少し違う感じ
残り4割の戦闘においても、月に1回訪れるイベントボス戦以外はタルタロスという階層式自動生成のダンジョンにひたすら登り続け、主人公や仲間を強化していく
メインで進んでいくのは月イチのイベントだけ、4月からはじまり年明けにはラスボスが待ってるので
そこまでにいかに自分のペルソナ、パーティーを強化していけるのかというのがゲームとしての本質
ただ、日常パートも主人公や仲間たちの学生として仲良くなってく様や人として成長していく過程など見てて面白い部分はたくさんあるので、
日常と戦闘を均等にやっていくと随分楽しめました
自分はクリアまで結構のんびりやったのでプレイ時間は約60時間後半、ダンジョン内の中ボス対策のレベル上げや、日常パートのコミュニティ上げをやっているとあっという間にプレイ時間はかさみます
最速クリアみたいなやってる人が14時間位で終わらせてる人はいるみたいなので、最低限のイベント通過ノルマクリアだけ、会話パートスキップならだいぶ早く終わるらしいですが、普通の人なら50時間前後でしょうか
初のペルソナ作品だったのですが、結構楽しめたので周回したいところですが…4も5もやってみたいし、積みゲーがたくさん順番待ちしてるので、こればっかりは本当に学生の頃にやっておけば…と悔やんでます
学生の方々これを見てたら、RPGゲームは社会人になるとなかなか進められなくなってくるので、やっておいたほうがいいですよ
というアドバイスで現場からは以上です
メガトン級ムサシ 紹介 ネタバレなし
こんにちは、うっでぃです
またもや別のソフトレビューになりますが、
今度は新作です
今のところ10時間近くプレイした段階でのレビューで、公式サイト公開以上のネタバレは基本なしになるので
買う人は参考にしてもらえればと思います
自分はSwitch版になるので、そこだけはご了承を
まずこのゲームは、レベルファイブの新作です
レベルファイブって時点で人を選ぶので、万人受けゲームでないことは言っておきます
見た感じダンボール戦機感が強いところから、察してる人もたくさんいることでしょう…
どんなゲームか?を簡単に言うと、
ダンボール戦機のロボカスタマイズとスナックワールドのクエスト周回ハクスラを足したゲーム
ですね
序盤の段階ではストーリーパートとアクションパートを交互にシナリオを進めていきます
ロボで戦うアクションパートはミッション式でひとつひとつが長くないため爽快感があり、
カスタマイズ要素によって飽きづらさはありません
ただ、ボタンを多用して様々な操作があるのでアクションゲームに慣れてない人からすると「簡単操作で爽快感」は少し疑問な所がありました
特に戦闘中に武器チェンジは、Xでメニューを開きホールドしながらLスティックで決定
Lスティックは戦闘中は移動になので、常に動かしてる状態から、武器の時だけ開いて決めるというのは足を止めることになるのでLはやめてほしかった
操作自体は出来ても、装備武器が暴発しやすいのもあるし特に慣れてない人からすると
敵の攻撃避けて変える、みたいな瞬間的な操作は難しいかと
武器には攻撃パターンの種類、属性相性があるので、必須ではないけど敵の種類によって切り変える方が効率いい場合があります
敵は移動する度現れるエリア式になってるので、その間の場所で変える前提なのかもしれませんが…
ロボットゲームなので主人公がうるさいのかと思いきや、戦闘中はシナリオ台詞と必殺技以外はあまり喋らないので
人によっては物足りないかもしれないし、耳障りでなくていいという人もいるかも
次に、カスタマイズ・ハクスラ要素ですが
これがこのゲームのメインです
クエストの敵を倒すたび装備やスキルチップを落とすので、それを回収して強化を繰り返して更に強いクエストに挑むというのがこのゲームの真骨頂…
パーツは頭、腕、足、近距離武器、遠距離武器とチップ、少なくて良いですね
スキルパーツの組み込みと、スキルツリーでパーツを入手するのもありますが、そちらはランダム性ではなく素材を入れて開発してくだなので簡単です
一応ランクという、いわゆるプレイヤーのレベルがあるので
このランクを基準に強いものや弱いものが出る仕組みになってる模様
永遠と弱い装備しか出ない…、みたいな事は避けられているので優しく作られてます
ただ、装備にレア度があるので、そのレア度の高いものは出ない出ない……
次にストーリーパートですが、
これはまさかのくにおくんスタイル
街を探索し、会話をしてシナリオを進めるだけ…
というのも、次にどこに行くのかすべてヒントが出るので行かされてる感が半端ない
探索とは一体なんなのか
キャラクターは個性的で、街ゆく人全員がフルボイスになってるのはいいポイント
主人公たちも、増田俊樹、武内駿輔、斉藤壮馬、内山昂輝、諸星すみれ、潘めぐみ、村瀬歩、梶裕貴と全員が主役級の人達ばかり
それ以外のサポートキャラも錚々たるメンバーなので、レベルファイブだしお金はかかってるなという印象
シナリオはキャラクター同士の関係性を深めるイベント等はわかりやすく良いと思いますが、壮大な設定の割に、イベントは街の人々のお悩み解決などだったり
人類の危機だというのに危機感が感じられないというのはゲームという性質上仕方ないのかもしれないですね
ここは発売と同時に放送されてるTVアニメのほうが、シリアス面が強く出てると思うので
シナリオとか豪華声優陣に興味ある方はそっちで済ませて問題ないと思います
ライトなハクスラやりたい!
スーパーロボットがすき!
ダマスカスギヤが面白かった!
って人にはオススメできます
それでは『メガトン級ムサシ』のレビューでした
また気が向いたら更新します
紹介 ネタバレなし キングダムハーツⅠ
みなさんこんにちは、うっでぃです
前回はテイルズのプレイ日記を書かせてもらいましたが、今回は一風変わって別作品です
『キングダムハーツ 1.5+2.5 リミックス』から
タイトルは知ってるけどよく知らない方に説明しますと、
この作品はPS2にてかつてのスクウェア(現在のスクウェア・エニックス 通称スクエニ)とディズニーの提携により生まれたコラボレーション作品で、スクウェアのキャラクターデザイナーの野村哲也(FFⅦなどが有名)が初のディレクターとなって世界的に人気になったシリーズの1作目です
最初の発売は2002年でファイナルミックスは次の年の2003年です
ファイナルミックスってなに?と思うので解説しますと
当時は今のようにネットでゲームなんて考えられない時代で、DL版や世界同時発売なんてものはなかったので、北米版が日本より遅れて出るのが当たり前でした(逆もしかり)
その北米版をベースに追加要素や細かな点の修整がファイナルミックス版では行われて、いわゆる完全版として出てました
なお、元々のファイナルミックスの音声は英語で日本語字幕でしたが、
リマスターの『キングダムハーツ ファイナルミックス』は元の日本語音声のまま遊べます
今から20年近く前の作品にはなりますが、今でも遜色ないくらい面白いです
当時は小学生だったのもあり、クリアまでかなり時間がかかっていましたが、今やるとクリアまでは20時間もかからず終わりました
(PS2,PS3と何度もやってるので迷わずに進んでたのも大きいかも)
かと言ってボリューム不足ということはなく、収集要素やチャレンジ系をしっかりやればもっと楽しめるし、短いながらもRPGとして冒険という部分がしっかり描かれているなと思います
特にシナリオが良くて、ディズニーとオリジナルのバランスが崩れずまとまってるな…と、
古いからこそのシステム上の不便な所など細かい不満点もありますが、2002年の作品という所を考慮すれば良くできていますね
シナリオを触りだけ説明すると、
主人公のソラは幼馴染のカイリとリク、2人と自分たちの島を出て旅をしようとしていましたが、
ある時、闇の者により世界の扉が開かれて、島が闇に飲まれてしまい、ソラはある街に飛ばされてしまいます
そこでドナルドとグーフィと出会いカイリとリクを探す旅に出ることになる…
というのが旅立ちの流れで、ここだけ見るとよくありそうな旅立ち動機だなぁって印象を受けますが
この作品、設定が非常にややこしく、初見ではすごく分かりづらいと思います
一度クリアして解説サイトを見てなるほどと思い、またプレイするなり動画を観て補完すると、かなり楽しめる作品です
戦闘システムはコマンド式のアクションゲームになってますが、通常攻撃以外はMPを消費したり、レベルシステム、装備アクセサリ、アビリティ装備したりなどRPG的要素は結構強め
負け続けたらレベルを上げて再度挑めば勝てるので、プレイスキルがないとクリアできないみたいなソフトではなく、アクション苦手な人にもプレイしてもらいたいと思います
もちろん難易度選択できるので、アクション苦手な方やサクサク楽しむためならイージーでやりましょう
次にディズニー作品についてですが、
ディズニー作品の世界に訪れて、次々と冒険してく流れになっているので、
アラジン、リトルマーメイド、ピーターパン、ターザンやナイトメア・ビフォア・クリスマスなど個性的な作品が多く原作を知ってるとワクワクすると思います
勘違いしてプレイする人が現れるといけないので言いますが、ディズニーキャラクターは使えません
シリーズを通して使えるのはあくまでもソラやその仲間であり、ディズニーキャラクターはストーリー及び戦闘のサポートのみです
発売時、ミッキーが出ないと話題になっていましたが、
ミッキーについては、当時のコラボ時にディズニーが開発中の『ミッキーマウスの不思議な鏡』というソフト(開発 カプコン 任天堂)があり、多分そちらにミッキーが出るのでブッキングしてしまうと売上に関わるので、ミッキーマウスの出演は禁止したのでは?と噂になっています
ですが、ディズニーとコラボと謳ってるのにミッキーを出せないのは…とわずかの出演の快諾もらえるよう交渉したスクウェアのスタッフさんが居なければ、今のキングダムハーツはなかったと思います
事実、2作目からはかなり重要なキャラクターとして出てますからね、ミッキー
作品としての解説は以上になりますが、なんとなくわかってもらえたでしょうか?
ほとんどキャプチャーせずにやってしまったため、文章だけでゲームの魅力を伝えるのは非常に難しいですね
ただ、個人的な考えを言うと
ゲームはやってみないとわからない
これは事実ですね…
実際に観てみないとわからない、これは映画でも同じですが
映画は2時間や3時間で終わりますし、アニメやドラマも10時間ちょっとあれば大抵は見られます(それでも合わないと相当きつい)
しかし、ゲームは受動的に受け流すことが出来ず能動的に考えて操作しなければいけないし、最後までやるとなるとボリュームによりますが平均して20,30時間は当たり前にかかってくるので、軽い気持ちで触れることはできないですよね…
ゲームが好きな人も多種多様、ジャンルにシナリオ、キャラクターや世界設定、好みは十人十色の人達がいます
向き不向きがあるのは当たり前なので、これを読んでくれてる方々には無いと思いますが「これはやったほうがいい!やらなきゃ損!」みたく、自分の価値観を押し付けるのは良くないですよね
説教じみた話になってしまいましたが、
自分もゲームは楽しんでやっていけたらと思います
もちろん、同じような物が好きなコミュニティに入って語り合うのはいい事だし、自分の知らない作品に触れることで自分の視野が広がる事もあります
自分も柔軟にいろいろな作品に触れて、ブログを発展させて行きたいと思います
話が大幅にズレてしまいましたが、
PS4やPCをお持ちでしたらぜひ、プレイしてみてください
最後までお読み頂きありがとうございました!
テイルズオブザヒーローズ ツインブレイヴ プレイ記録①
はじめまして、うっでぃです
ブログをゲームの記録や感想の場として使っていきたいと思います
ゲームはやってても何がどうだったか自分でも思い出せないこと多々ありますからね
このようなモノは不慣れなもので巷にあるようなブログのようにはうまくいかないと思いますが、温かい目で読んで頂ければと思います
よろしくどうぞ。
はい、ではまず第一回の作品は
PVはこちらから↓
PSP「テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ」PV第2弾 - YouTube
簡単に言うとテイルズシリーズのお祭りゲームで、内容はKOEIの無双シリーズを真似して独自システムを足したみたいなゲームです
他作品でいうと『閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-』に一番近いかも…
この手のお祭りモノはキャラクターがメインでゲーム性は二の次みたいな人も多いのですが、
同じくPSPで発売した『テイルズオブバーサス』が悪夢のような低クオリティでクソゲー認定されてる所を見ると、キャラクターやシナリオは大前提としてゲーム性も大切だろ!という人もいて安心しています
なぜこのソフトなのか…について話しますと、
自分は5年近くテイルズシリーズから離れてました
なぜかというと、現時点で前々作である『テイルズオブゼスティリア』を予約して定価で買ってしまったからです…
ここまで言えば、、、わかりますよね?
現在は5年、6年ぶりに『テイルズ オブ アライズ』でテイルズに復帰しました
そのアライズが王道たるストーリーに、テイルズ伝統の勧善懲悪ではない対立、個性豊かな仲間、存在感の強い敵キャラに、シリーズ伝統の豪華声優陣など、とりあえずてんこ盛りなわけで、自分的にはヒットして最高だったわけですよ
人に触れられない少女と、痛覚を失った青年の出会いという物語の触りからワクワクするし
10時間、20時間とゲームを進めるごとに主人公とヒロインが深くなっていく関係、物語の展開へとリンクしていく部分、ボーイミーツガールとしてうまく出来てるな…と、
アニメや漫画に比べて比較的作品内でプレイヤーと共に歩んでる感覚が強いゲームだからこそ、キャラクターへの愛着や感情移入ができる部分もあると思います
ファストトラベルや移動時スキット、戦闘のテンポの良さなど近年の快適さに合わせていて、ゲームとしての完成度はテイルズシリーズとして1つ頭出ているんじゃないかと感じました
話が脱線しましたが、そんなこんなでとりあえずテイルズシリーズをまたやっていこうね!って感じからのチョイスです
そしてツインブレイヴの話に戻りますが、肝心のゲームの内容はというと、キャラクターを選んで個別のシナリオを進んでいきます
ここも無双に似てます
シリアスシナリオとコミカルシナリオの2つに別れていて、キャラによって戦う相手も変わっていく
そして、それぞれのシナリオの作りは思ったよりもよくできてるという前評判らしいです
クロスオーバー要素のキャラクター同士の掛け合いはフルボイスなので、ファンサービス的にはいいと思いますね
戦闘は無双のような自由度はなく、下さい一本道を進み草刈りして進んでいき、たまに「時間内に倒せ!」「ダメージを受けるな!」のような細かいチャレンジミッションが合間にあるので飽き防止になっている感じ
最初はスタンのシナリオからやっていきました
※キャプチャーが出来なくて直撮りです悪しからず
スキットの絵はマイソロの使いまわしですね…
戦闘中も含めフルボイスなので、お祭りゲーとしてはまずまず
顔のモデリング…これがなかなかひどい
戦闘中は後ろ姿だけなので気にならないですが、ムービーが入ったりすると特に邪神
ムービー自体は少ないんで気にしなければそこまでの問題はないですね
スタンの後クレス、ヴェイグとクリアして今の時点ですが、1キャラにつき約5ステージなので
時間的にはだいたい2時間ちょっとで1人終わるかなって所ですね
キャラ数は15作品から2人なので30人
片方は主人公で相方はヒロインか相棒
なぜかロイドは相方がゼロス……
一応主人公はちゃんと出てるので、バーサスよりバランスのいいキャラ選になってます(バーサスは藤島贔屓が凄かった)
武器やアクセサリ要素もあって、戦闘後に入手できるガルドを使って買えます
術技も買えますがセットできるのは3つでバリエーションは6個くらいなんで、わりと少ないです
通常攻撃と術技で戦うのが基本で、無双のように通常攻撃△ボタン派生がないので、それの代わりに術技をゲージを使って戦う感じ
ゲージは通常攻撃当てると溜まります
秘奥義も一応あって、OVRゲージが溜まると使えるんですが威力が高く範囲が狭いので、門番の硬い敵や、ボス戦位にしか使えないかなと言う感じ
モデリングやゲームシステムを考えると全体的に安っぽいですが、このPSP期のお祭りゲーは大抵こんなもんなので
『テイルズオブバーサス』より数倍マシだし
『ビューティフルジョー バトルカーニバル』だとか
やったことあるソフトでも面白くなかったのはたくさんあるので、そういったモノに比べれば
まだまだ「遊べる」ソフトですねこれは、、、
またゲームを進めたら新たに更新したいと思います
今後はテイルズシリーズをやり直したり、また別の作品をやってレビューしていけたらなと思ってます
それでは1回目は終了となります
読んでいただいた方ありがとうございました